営業の魔法
営業の魔法
勉強熱心な営業マンなら誰でも知っているかもしれませんが、私のように営業になってから3年間ろくに本も読まず、オーディブルも聞くことがなかった人なら、この本から自己啓発のスタートにいいでしょう。
簡単に紹介すると、主人公のダメダメ営業マンの小笠原さんがあるカフェで伝説の営業マンの紙谷さんに出会う事で始まり、仕事に行く前の朝に個別の勉強会をし、紙谷さんが12個の営業の魔法を教えて小笠原が成長するサクセスストーリーになります。
営業マンじゃなくても、普段のビジネスシーンやプライベートにも応用できる内容になっています。
営業マンの私はこの本を初めて読んだ際に思わず泣いてしまった。
そんなこの本の12個の魔法以下に簡単にまとめました。
⓪会話力(相手をいかに集中力させ、自分の会話の流れに巻き込む)
※校長先生の10分間の話は集中して聞いていないから長い、楽しいドラマ等は50分でも早く感じる。
①瞬間の沈黙
※会話には間が必要。相手に考える間が必要。目線を外したら沈黙し目線が合えば会話する。
②人間力
※顧客からNoを頂き欠点に気づき学ぶ。成長することで広い視野を身につける。人の出会いは必然。常に謙虚に正直である事。
③売らない営業
※営業マンは顧客の問題解決のお手伝いをする、商品によって顧客とともに感動し、ありがとうの言葉が報酬。
④既成概念
※イメージの限界が自分の限界になる。不可能とは既成概念によって自分が勝手に決めつけているにすぎない。既成概念は弱気な心のアドバイザー。
⑤応酬話法
※相手の考えや意見を尊重したうえで自分の考えを伝える事。説得するのではなく、納得してもらうための会話力。人は普段考えている事が言葉になる。
⑥二者択一話法
※選択させる会話。(犬と猫とどっちが好きですか?)大きな的でなく、小さな的で喋る(好きなスポーツは?ではなく球技のスポーツはお好きですか?)
⑦イエスバット話法
※肯定し質問を繰り返し、イエスバットは相手行わせて、相手自身に必要性に気づかせる。
⑧質問話法
※売らない営業であることを伝えた後に、核心を突いた質問、本当のところはどうなのでしょうか?
本音を引き出して、問題解決に集中する。
⑨類推話法、ストーリー話法
※第三者の実話や成功例を伝えているので、謙虚さを残しつつ顧客や友人に伝えられる。
⑩推定承諾話法
※仮にその商品をすでに持っていたらと仮定して話すと、もっていない状態が嫌になり、買う事になる。冒頭を無料でプレイさせるゲームなんかは、実はこれに当たります。
⑪肯定暗示法
※曖昧な言葉をやめて、語尾に?をつけるのやめる。この商品はどうですか?ではなく、お客様ならこの商品ですね!(テニスしませんか?よりもテニスしましょう!の方がイエスと言いやすい。)
⑫真のポジティブシンキング(要点思考)
※明確なビジョンの基でそれに向かって思考を集中し断固たる勇気を持って行動する事、ビジョンから目をそらさない事。身を投げ出す勇気を持って行動する事。
気づきのアンテナ…「真似る」には「盗む」為には「気づく」には「考える」というアンテナが必要。
目標…決意した瞬間に9割達成しており、残り1割は行動するか。
営業の魔法は上記の事を、小笠原のストーリーを踏まえ進んでいきます。
営業マンは当然の事、人の幸せを考えられる人になれるかと思います。
・人は幸せだから笑うのではなく、笑うから幸せなのだ。
・真の成功とは、社会に還元できたものだけが貰える言葉です。
今でも染みる言葉が多い「営業の魔法」これからもリピートしていきたい本です。
それではトライアル&エラーで勇気を持って一歩ずつ進みましょう!